2014.01.25

そしてまた訪福前にバタバタと整理するダメなパターン。(“博多アイドル戦国時代”見物記-3)

一応、前回前々回もあったりするので、よかったらそちらも見ていただけると嬉しかったりします…

さて。なかなか文章が浮かばない間に夏さえすぎて9月になっちゃって、そしてまた福岡に行くのです。今回も都心這いずりまわってるうちに終わりそうですが、その前にどんたくの残りを一気に振り返りますよ、えぇ。

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QunQunのステージが終わって西鉄福岡駅の向こう側へ。新天町からもほど近い岩田屋本館前の演舞台には乙女の純情(という名前のグループ)が。欠員やらマイク不具合やらとうとう雨が降りだすやら条件悪すぎでちょっと散漫な印象。むしろ印象的だったのは後ろで雨宿りしてた岩田屋の店員さんが「この前行った結婚式でこんなのやっててさぁ」とOADやりだしたこと(苦笑)そんな店員さんの横をすり抜け、地下街から天神駅へ、そして博多駅へ。

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さくらまやが唄ってました。そしてスリムクラブの漫才の後…エンディングでした。ガッカリしながら一旦ホテルに戻ります。

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うとうとしてたら18時。慌ててホテルを出て再び博多駅へ。あー、そういや複数チームに分かれて動いてたっけなーHR。この後LinQ。圧巻。小野さん(とおぼしき男性)フラッグ振りまくり。

この後地下鉄で再び天神へ。時間つぶしに新天町のアーケードをうろついていると、何やらお囃子が聞こえてきまして。

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盛岡の秋まつりでもありましたが、協賛金を頂いたお店の前で祝詞を上げて回るヤツですね。こういう光景に出くわすとホッとするのですよ。自慢じゃないけどさんさ踊りのパレードなんてマトモに見たこと一度もない。チャグチャグ馬コのおっかけの方が楽しかったもの。

そして再び岩田屋本館前。

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「青春女子学園、はっじまるよ〜!」って言う割には2曲でしたが。狭い舞台に20人以上のメンバーを押しこんで、なんかすげーと思ってるうちに終わってました。ぱすぽ☆の勢いと制服向上委員会の胡散臭さをミキサーにぶち込んだらこんなんなりましたって感じ。こんなのが隠れてるから福岡は恐ろしい…

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てな感じで7組見てきました。どのグループも地元芸能事務所の所属なので基礎的なスキルはしっかりしてる。加えてローカルアイドル最大の課題だった楽曲やダンスのクオリティを高レベルでキープしてる。あとはマスメディアにどうのっけるかという最大の難関が待ち構えていますが、これだけネットベースで活動するのがフツーになってしまうと、そこにこだわるのも無意味な感じです。櫛田神社で山笠の山車を見た後に立ち寄った居酒屋で店員さんやお客さん(仙台と福岡で仕事をされてる方。念のためドロシーの話を振ったら全く知らなかった)と少し話したのですが、やっぱりHKTって名前は知っててもメンバーについてまでは知らない。この程度なら地元勢にも付け入るスキは十分にある。そんなことを考えていました。

2012.07.10

祭りの、芸能の、源流とは。(“博多アイドル戦国時代”見物記-2)

前回の…なんて書くのも恥ずかしい7月でございます。別にさしこの左遷を待ってた訳ではありません。んな予知能力あるかい。コネなんか皆無だわ。

 

そうそう、実は今回泊まったホテルはJRの線路脇にありましてですね…
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でも柵が高いわ電線多いわで期待してた絶景は残念でした。これがせいぜい。水戸岡ワールドは相変わらず飽きませんでしたけどね。何あの福北ゆたか線

 

てな感じで電車撮るのは諦めて地下鉄で天神へ。お祭りの期間なんだから増発すりゃいいのにしないから10分くらい間隔あるんだよねー。それほど混雑はしてなかったけど印象は悪い。
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地上へ出ると、衣裳を着た人、楽器や道具を抱えた人がそこかしこに。
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まぁ、高揚感出てきますよね。フツーに。時折小雨もパラつきますが、どんたくの天気って毎年こんな感じだそうです。

 

今回は「スクランブルエッグ」でおなじみKEN爺氏が公式さながらのタイムテーブルを作成して下さったのでありがたく参考にさせていただきました。改めて感謝です。という訳で11時、天神ビブレ前というより横に据えられた小さなステージには…
F5304 D-little。Rev.fromDVLの妹チーム。いわゆる幼女です(苦笑)典型的な“芸能事務所の選抜チーム”でした。3曲ともオリジナルなのはさすが。
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で、ちょっと目を脇にやるとこんな感じで出番待ちの方が。年に一度の晴れ舞台。仲間で、教室で集まって、練習して、こうやって成果を世に問う場所が毎年あること。時代を超えて多数の芸能人を輩出し続ける福岡県の底力というか原点を見る思いがしました。

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2012.06.08

アイドルとは、基本的に、未来のことである。(“博多アイドル戦国時代”見物記-1)

急遽、引っ越すことになりまして。つってもこっち(木更津)で仕事してるから市内なんですけどね。多少は落ち着いてきたのでそろそろ宿便を出しにかかりたいと思います。

 

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前回同様、アクアライン経由でサクっと羽田へ、そして福岡へ。“新鶴丸”のJALは初でした。別に内装が変わった訳でもなし、ダイナミックパッケージANAより安いからJALにしてるだけだし。

 

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低気圧に逆らう感じなんで終始ガクブル(ホントに)震えながら西へ。座席指定を「後方/窓側」にしたら思いの外良席でラッキー。つーかガキだなー自分、とも改めて。

 

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福岡空港到着後。国内線ターミナルから滑走路を挟んで反対側にある国際線ターミナル行の無料シャトルバスに乗ったんですが、まぁこれが面白い。空港敷地の外縁部に沿って走るので見学ルート状態。

 

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無人のゲートなんか通ったりもして。通過した後でまた一旦停止してゲートが閉まるまで待ったりします。さて、そんなことまでしてどこに行ったかっつーと。

kimaroki.txt-nifty.com

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2012.04.25

GWまで時間がないのでホントにざっくりと振り返ってみるよ。

という訳で(どんな訳だ←お約束)前回の続きです。

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知人との待ち合わせで訪れた松屋浅草で見た掲示物。NIGO®かよw

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さて松屋浅草…というか東武浅草駅DOKiDOKiさんことオレさんと合流して向かったのはROXにあるカラオケ屋…になぜかある結構しっかりした作りの劇場(シアターカラオケという設定らしい)。アミューズ大里会長のライフワークというか何と言うか、な昭和歌謡の歴史を辿る趣のレビューショー。演目自体のクオリティはすげー高いんだけどなんか焦点がボケてる感じがしまして。歌と寸劇とVTRのバランスだったり虎姫一座の“売り込み方”だったり。「シャボン玉ホリデー」のシーンもザ・ピーナッツが中心すぎて…と思ってググった(というかwikiった)ところ“元々そういう番組”なのを知りました(ぉぃ)。でもゲストとの絡みとかもできれば再現したかったところ。「これだけの高密度な舞台を(しかも原則1日2演目最大3公演)アンダーなし&無期限で続けるってスゲーな」てのが一番印象に残ったことなのが各方面に申し訳ない。もっと歌そのものを核に据えた方が個人的には好みになるのかな。
【2012.2.15/虎姫一座 昭和歌謡レビュー「シャボン玉だよ!牛乳石鹸」@昭和歌謡コシダカシアター】

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みくリベンジ”を果たすべく、やってきました代官山。公演自体は見れなくても、とにかくみくさんに会わないと気が済まなかったので…会場に潜り込むとそこはまさに戦場。CD&グッズ売場の向こうにはサイン待ちの行列と「チェキの方はこちらで〜す」という呼び込み。CD買ったぞさてどこに…と思ったら真正面にみくさん&ゆさぽよの姿がくっきりと。つまりこの二人、後ろに一人も並んでない!(驚)見せつけられる現実。それでも二人はにこやかに話している…色々と鍛えられるんだろうな、と妙なところで感心。なもんでものの数分で順番が来まして、サイン書いてもらいながら色々と話しました。メンバー皆がリアルタイムで色んなこと考えながら前に進んでるところを見てウチもしっかりしなきゃいかんなって思わされてます、てな話をしたとき、満面の笑みで言われました。「だって、アイドルってそういうものでしょ?」自信に満ちた、としか言いようのない表情でした。前に進むキッカケをもらって、握手をして、はえーなおい代官山蔦屋書店でも行くかとか思いつつ出口に向かおうとすると、目があったスタッフ氏に声をかけられました。曰く「買い増しですか?」…彼女たちはここで何を学ぶのか、楽しみであり、怖くもあり。
【2012.3.1/東京初!全員集合ワンマンLIVE「LinQ、襲来」@代官山UNIT】

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2012.04.18

よく考えたらペデストリアンデッキの外に展開ないじゃん、というお話。

ホントはここ3ヶ月弱の話をまとめて1エントリに詰め込もうと思ったのですが、案の定異様に長くなって楽天市場の人気店舗みたくなったので分割しました(注:リンク先はかなりテキトーに検索して選びました。これより醜悪に長いところはいくらでもある筈です)

前回の“辛麺リベンジ”を終えてホテルに戻り、持ち込んだ仕事を強引に片付けて4時間くらい寝てシャワー浴びてギリギリまで別の仕事して慌ただしくチェックアウト。大変じゃねーかノマドワーキング(違)で、地上の景色が見たくてバス停まで歩いてたらこんなものが。

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やっぱり大資本は違うなーと痛感しつつ、博多駅までバスで。何だかんだ言っても福岡は都会なので外の景色はそんなに風情のあるモンじゃありません。JR博多シティ冷やかす余裕もなく、乗車券買ってとっとと1・2番線ホームヘ。

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はいキハ185系どーん。そして

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カメラぶら下げたおっさん安易に近づけない場所どーん。
水戸岡さんすげー。

写真は撮り損ねたけど、隣のホームには行先表示がバカでかい快速が来るわ、その向こうのホームにはみどりハウステンボスがいるわ。やっぱ東京の電車ってビジネスライクでつまんねーなーと打ちのめされてるところにやって来ました787系「きらめき6号」小倉行。1両に5人くらいしかいないガラガラっぷりに驚きつつ、疲れてるのに眠れないまま(しかも外の景色もろくに見れないまま)小倉着。

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名車の風格ってヤツですか。
昼飯は小倉駅の立喰うどん。博多駅でもよかったんだけど、1・2番線は立喰ラーメンだったので…なぜか券売機では扱いの小さかった丸天うどん400円也。

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美味いのよ!ダシの効いてる薄色のつゆが嬉しい。丸天も程よい噛みごたえで首都圏民には涙モノ。

さて、目指す“現場”は改札を出てペデストリアンデッキの向こうにありました。「COLET/I'm」という商業ビル。小倉そごう→玉屋→小倉伊勢丹という変遷を辿ったそうな。寒風吹きすさぶ中、入口付近に組まれたPA周りにがっつくヲタの皆様。古式ゆかしい“アイドルイベント”の図式。違うのはその周辺でフライヤーを撒く少女たち。サンプリングの講習とかさせてます?>事務所様

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いかにも「Macイラレでチャチャッと組みましたぁ」的な。こうやってDTPオペレータの仕事は順調に奪われていくのですね分かります(苦笑2)

入口の風除室で休んでると、通路挟んで向こう側にわらわらとメンバーが集まってきました。かっすんだ!りなぽんだ!ゆきちどこ?当時は他のメンバーよく分かってなかった(ぉぃ)前座的扱いのアコースティック系男子3人組が終わり、特に気合い入れ的なものもなく、ぞろぞろとステージへ。

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2012.01.12

コモディティ化する社会におけるクリエイティブとは。(なんちゃって)

昨年12月1日付で“社会復帰”しました。
フリーペーパーで偶然知った地元の広告会社です。面接のその場で内定って感じでした。まだ少し、運は残っているようです。
今のところはDTPオペレータ+経験?を活かして多少ちょっかい出したりもする感じ。基本的には社長の個人事務所ですが、慣れてきたら自分でも少し動ければいいなと。興味のほぼ全てをアクアラインの向こう側に吸い取られてるこの街の現状を少しでも変えられればと思いますし、それが飯の種になるのなら尚更です。

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2011.11.10

古い話になりますが。

初めて自分専用のパソコンを手にしたのは1995年1月のこと。Macintosh Performa575とHPのカラープリンタで20万円弱でした。まだWindowsが3.1だったり、コジマがMacを売り込んでた時期だったこともあったけど、台湾ポップスの情報を漁っている中で出会った『MacJapan Bros.』(後の『マックブロス』)を通じてMacを知っていたことが一番のキッカケかな。今の自分を構成する大きな要素である二つがこんな風に結びつく辺り、我ながら面白い人生だと思います。
最初はクラリスワークスで同人誌用の原稿を書いていた程度で、1週間くらい動かさないときもあったくらい。それが阪神淡路大地震のときにパソコン通信が役に立ったという話をTVで見て興味を持ち、モデムと通信ソフトを買ったのが同年4月頃。Nifty-Serveに入って、台湾のアイドルについてフォーラムで質問した辺りから面白くなってきて、毎日いじるようになりました。
そして97年。当時勤めていた住宅メーカーから解雇され、仕事探しをするも何がやりたいか自分でもよく分からず気ばかり焦っていたある日、広告制作会社のDTPオペレータの求人広告を見かけたのです。面接で「自宅でMac使ってます」とアピールしたのが奏功したらしく採用。思いがけず広告/印刷業界へ足を踏み入れることになりました。“Mac”という呪文を唱えたら勝手に扉が開いてくれたようなものです。こんな調子で転職できるなんて今はもう無理でしょう。本当にラッキーでした。
それから14年が経ち…最初は「初心者はMac、慣れたらWindows」とか思っていたのに、現在のMacBookProでもう6台目です(→Radius SuperMacC500→iMac350→eMac→iMacG5→)。浪費癖がついてしまったのは大きな汚点ですが、相応の色んな経験もできたし、何より“クリエイティブな気持ち”にさせてくれたことが大きかった。Windows版のPhotoshopやIllustratorをいじったこともありますが、なぜか“事務的な気持ち”になってしまうのが不思議です。何かを作れる気持ちにさせてくれる、悪く言えば万能感を(少々過剰なほど)ユーザーに与えてしまうツールがMacであり、酔いしれた勢いで清水の舞台から飛び降りて痛い思いをした人も沢山いる(自分を含めて)でしょう。でも、今も広告業界の片隅でかろうじて息をしていられるのは間違いなくMacのおかげであり、そのことには本当に感謝しているのです。

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2011.10.05

ハローワークが醸しだす“負のベクトル”に思う

なぜか忙しい。無職なのに(苦笑)
9月に入ってから、登録したきり音沙汰のなかった派遣会社からセールチラシの校正が舞い込んだりして、失業手当が出る範囲でちょこまか働いてる昨今です。勿論空いた日にはハローワークで職探し。相変わらず仕事ないわー。そういう業界に中途半端に首突っ込んでた自己責任とはいえ、ホントにないわー、ていうか分かりにくいわー“クリエイティブ系”(そもそもそういう区分がない。「校正」って区分はあるけど、なぜか福祉関連とか出てくる)。最後はやっぱり運とか偶然とかがモノを言うってことを半端に経験しすぎたのかな。
それにしても、ハローワーク行くたびに感じる、あの変な空気はどうにかならんものか。狭くて窓がない木更津にも、広くて窓がある足立にも、どんよりとギスギスが混在する空気は共通して存在するのだ。

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2011.08.16

AKB48“無修整写真”流出ルートに関する一考察

2ちゃん等によると概要は以下の通り。
〈1〉画像がアップされていたのは中国資本の画像投稿サイト。AKB48・SKE48以外も合わせて3000枚超(!)該当のページは現在クローズもブログは続行中(笑)
〈2〉合わせてアップされた修正済画像から週プレnetVYJ等、集英社の配信サイト向けだったのではないかと推測されている。
〈3〉具体的には「AKB48 写真 流出」あたりでググればコピペられたのがまだ見つかると思われ。
この状況から一つのルートが想定できる。(ネット向けということも考えると)大量の画像を短時間で修正させるとなれば、日本国内の下請制作会社が直に作業するのではなく、中国等の人件費が安い国の会社(or制作会社の海外オフィス)に孫請けに出すだろう。画像はデータだから物流コストは通信費だけ、人件費は日本の約1/10。かくして圧縮された画像フォルダがサーバに上げられ、アドレスをメールで送ってSkypeで先方の偉い人と打合せして◎日までによろしくね〜みたいな。かくして“無修正”画像が極めて合法的に海外流出、と。先方の各担当者のモラル次第ですが、クッションが2段も入れば薄れるでしょうよそんなもん。
これの根本的な対策はなかなか難しそうな気がする。とりあえずはファイルを担当者のPCに引っぱらせないでサーバのデータをLAN経由で直接いじってもらうくらいしかないけど効率ガタ落ちは間違いないし、そもそもどこで誰が状況モニターすんのよって話。サーバの管理者がデータ抜いたら意味ないし。じゃあ日本国内でやれば大丈夫かって言っても元請との精神的距離をどこまで縮められるのやら。担当者が直に監視するのも非現実的(物理的にもコスト的にも)。なのでtgsk鳴動する割にはうやむやになって終わる可能性大。なので被写体に自覚持たせることは案外必要かも。水着は締めつけ跡が残らないよう緩めに。シャッター押される前後だけでも腹を引っこめる。腋毛は撮影直前に剃るor永久脱毛。アンダーヘアはビキニラインがっつり剃る(全剃は“たわし”になる危険性あり)。パットもできるだけ隠す。それくらいやるだけで結構なコストダウンになると思う。少なくともこのテのネタは減る(笑)

2011.08.06

“キブン”が理論を駆逐する現在(いま)を超えて

あー、久しぶりにブログ書くわ(苦笑)
待ってた人はいないと思うけど、ご無沙汰してました。筆を止めた昨年の春頃はホント精神的に参っていた時期で、試しにと思ってテキトーに選んで行った精神科でもらったトレドミンが効くったらありゃしなくて、それで気分がハイになった勢いで会社辞めたようなモンだからなぁ(苦笑2)それからは派遣社員やらバイトやらで東京砂漠をノホホンと漂ってた訳ですが、ちょうど校正の派遣が半年過ぎたタイミングで見事に切られて次の仕事も見つからないんで、一旦実家にパラサイトしてせっかくだから失業手当も戴きつつ次の展開どーしようとか考えてる(ことになってる)昨今です。
さて、この1年4ヵ月の間に何があっただろうと思い返すに…とりあえずKARAは大ブレイクしたよね。これは後だしジャンケンになるけど、キャラクターの程よい不揃い具合とか親しみやすさはキチンとプロモーションすれば日本でもそこそこ支持されるとは思ってたけど、まさかここまでとは。あんなに日本語が上手になるとは思わなかったし、ドラマに主演するとも思わなかったし、分裂騒動が起きるとも思わなかった(そしてよくぞ収束してくれた。韓国歌謡界も対外イメージの悪化をよっぽど恐れてたんだろうね)。そしてあんなに日本チックな歌を唄わされるとも思わなかった。韓国のKARAペンに申し訳ないくらい、今のKARAは“日本の”アイドルだと思う。そしてそして、まさか少女時代がこんなにもあっさり日本進出を成功させるなんて夢にも思わなかった。炎天下の有明コロシアムに客がとぐろを巻き、完璧なコスプレの妖精少女が写真撮られまくってたのも既に昔話。嫌韓な方々から疑いと非難を受けながらも、気付けばK-Popが日本国内で一定のポジションを獲得してしまってたのは痛快としか言い様がない。
一方で、10年以上身を置いてきた広告/印刷(DTP)業界には、大きな波が静かに押し寄せているように思える。特に自分が携わってきた制作進行管理・校正という分野は真っ先に淘汰されている感が強い。ある面接で会った、派遣で校正を十数年やってきたという男性も「ほんの数年前には断りきれないくらい話があったのに、今はホント少なくなった…」と嘆いていたけど体感は正にその通り。震災の前後に働いていた某印刷会社では遅番出勤で、さしずめ残業要員のようなポジションだったんだけど、震災の少し前くらいから残業するほど仕事がなくなってきて、担当してた以外の部署から原稿をもらって校正してたくらい。一方でDTPオペレータの需要は堅調だけど、紙モノならInDesign、WebならFlashの業務経験が必須だから“昔取った杵柄”レベルな自分は真っ先に弾かれる。そして期待してた電子書籍分野の動きは完全に停滞してる。さてどーするか…この数ヵ月は失業手当をもらいながらその辺りを考えて足りないモノを学んだり、色々と考えていくことになるんだろうな。

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