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2011.08.06

“キブン”が理論を駆逐する現在(いま)を超えて

あー、久しぶりにブログ書くわ(苦笑)
待ってた人はいないと思うけど、ご無沙汰してました。筆を止めた昨年の春頃はホント精神的に参っていた時期で、試しにと思ってテキトーに選んで行った精神科でもらったトレドミンが効くったらありゃしなくて、それで気分がハイになった勢いで会社辞めたようなモンだからなぁ(苦笑2)それからは派遣社員やらバイトやらで東京砂漠をノホホンと漂ってた訳ですが、ちょうど校正の派遣が半年過ぎたタイミングで見事に切られて次の仕事も見つからないんで、一旦実家にパラサイトしてせっかくだから失業手当も戴きつつ次の展開どーしようとか考えてる(ことになってる)昨今です。
さて、この1年4ヵ月の間に何があっただろうと思い返すに…とりあえずKARAは大ブレイクしたよね。これは後だしジャンケンになるけど、キャラクターの程よい不揃い具合とか親しみやすさはキチンとプロモーションすれば日本でもそこそこ支持されるとは思ってたけど、まさかここまでとは。あんなに日本語が上手になるとは思わなかったし、ドラマに主演するとも思わなかったし、分裂騒動が起きるとも思わなかった(そしてよくぞ収束してくれた。韓国歌謡界も対外イメージの悪化をよっぽど恐れてたんだろうね)。そしてあんなに日本チックな歌を唄わされるとも思わなかった。韓国のKARAペンに申し訳ないくらい、今のKARAは“日本の”アイドルだと思う。そしてそして、まさか少女時代がこんなにもあっさり日本進出を成功させるなんて夢にも思わなかった。炎天下の有明コロシアムに客がとぐろを巻き、完璧なコスプレの妖精少女が写真撮られまくってたのも既に昔話。嫌韓な方々から疑いと非難を受けながらも、気付けばK-Popが日本国内で一定のポジションを獲得してしまってたのは痛快としか言い様がない。
一方で、10年以上身を置いてきた広告/印刷(DTP)業界には、大きな波が静かに押し寄せているように思える。特に自分が携わってきた制作進行管理・校正という分野は真っ先に淘汰されている感が強い。ある面接で会った、派遣で校正を十数年やってきたという男性も「ほんの数年前には断りきれないくらい話があったのに、今はホント少なくなった…」と嘆いていたけど体感は正にその通り。震災の前後に働いていた某印刷会社では遅番出勤で、さしずめ残業要員のようなポジションだったんだけど、震災の少し前くらいから残業するほど仕事がなくなってきて、担当してた以外の部署から原稿をもらって校正してたくらい。一方でDTPオペレータの需要は堅調だけど、紙モノならInDesign、WebならFlashの業務経験が必須だから“昔取った杵柄”レベルな自分は真っ先に弾かれる。そして期待してた電子書籍分野の動きは完全に停滞してる。さてどーするか…この数ヵ月は失業手当をもらいながらその辺りを考えて足りないモノを学んだり、色々と考えていくことになるんだろうな。

話変わって。
東日本大震災の日が金曜日で、たまたま自宅にいたこともあって、日曜日まで実質3日弱くらいネットにかじりついて、twitterを軸にとにかく情報を漁っていた。有益な情報も悪質なデマもタイムライン上に飛び交う中で、妙な高揚感や可能性を感じていた。ひょっとしたら“日本版ジャスミン革命”が起きるんじゃないかとさえ思った。で、5ヵ月経ってどうなったかと言うと…何も変わってない。何も起きてない訳でもないが、実質的には何も起きてない。都市部ではデモ行進の参加者が増えていると言われても、それらのアクションが郊外の住宅地に暮らす一般家庭レベルには全く届いていない。個人レベルでは考えていても、それが地域全体の行動には必ずしもなっていない。「100回のデモより1回のテロだ!」とばかりに流血の惨事が起きる訳でもない。傍から見れば“上手いことガス抜きされてる”ようにも見える。そしてtwitterに時々飛び込んでくる様々な議論からは“ソーシャルメディアの可能性”から“ソーシャルメディアの限界点”まで一気に到達してしまったような感じさえ受ける。
かくして閉鎖感と絶望感を抱えた中で、ネット上には“錯綜する(ガンダム的な)善悪”より“シンプルな勧善懲悪”を求める人が増えてきたのではないか…今回の拙文のタイトルにはそんな思いを込めています。勿論自分も“キブン”や“空気”に流されるときもあるけど、可能な限りそういう部分を是正し指摘することができるようになればいいなぁと思いながら書いていくつもりです。

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